アクセスカウンタ
プロフィール
nimo
nimo
なんとなく、いつも旅行の計画をしていないと生きていけない体になりつつある二人の娘を持つおやじ。
独学の三線を弾きつつ、沖縄関連のいろいろなことに手を伸ばしています。
2007年からはダイビングを理由に沖縄行きをいつも考える生活をしています。
オーナーへメッセージ


2008年09月26日

ウミウシの命名について

先日の記事「えっ? このウミウシには名前がないの?」に、ウミウシの命名に関する、とても丁寧なコメントをいただきましたので皆さんにもご紹介しますね。

こんばんは 

ウミウシの研究のお手伝い?をしたことのある
へご兄です

おはつです


たまたまウミウシの写真を見つけたのでやってきました


ウミウシは 最近になって 被写体などとして

人気が出てきました


でも、基本的にあまりお金にも毒にもならないので

研究者が少ないのです


ですから 生物学的に言う 新種や新種の可能性の高いものは

沢山います


しかし 生物学的に 新種として記載(登録)するには

かなりハードルが高いです

*数十個体採取する

*近い種の記載論文(新種として登録する際の論文)などで比べる

*近隣の国のウミウシ学者に問い合わせる

*正しく解剖し、標本と記載論文を大英博物館に送り
論文を発表する

こうして 世界的に新種として認められます

もちろんラテン語で学名を命名できます

和名については詳しくありません


ボクがここに書いたのは あくまで学者から

生物学的に新種としてみとられるには・・・の方法を聞いたものです

ウミウシで 分類学者として 一人前になるには

英語 ロシア語 フランス語 ドイツ語 に堪能で

これまで人類が発表したウミウシの記載論文を

持っている必要があるそうです

20年はかかると聞きました


学者はすごいですねー


しかしウミウシ愛好家であるダイバーや写真家の皆さんが

学者が生物学的に新種として記載していないウミウシに

名前をつけるのはいいと思います

しかしその名前をつかって タノグループのかたと交流?会話?するのであれば

やはりその趣旨を説明すべきだと思います


いきなりでえらそうですいません

たまに 生物学的なバックボーンがないのに

生物学的に正しいという方がいるようなので

気になって書いて書いてみました


結構新種?いますよ



これだけのコメントを書くのに、かなりの時間を割いたことと思います。
それだけにコメント欄だけではもったいないので、皆さんにもご紹介しました。

ダイビングを始めて10本がすぎ、少し余裕が出てきた頃にウミウシという生物に出会いました。
そのウミウシは名前がないものがあったり、新種が発見出来そうな状況があったりして、結構夢がある世界が身近にあるんだなぁ!と感じさせてくれる生物でした。

ウミウシを意識すると、何でもウミウシに見えてきてしまいます。
下の写真もウミウシだろうと思って撮ったのですが、何となくウミウシでは無さそう。

ウミウシの命名について

「ヒラムシ」の可能性を疑って調べましたが、何となく違う。
近いのは「カイメン」の仲間かな?と、現時点では認識しています。

海の生物はおもしろいですね~!




同じカテゴリー(平成20年9月宮古島)の記事
権兵衛宮古支店
権兵衛宮古支店(2008-10-15 22:33)

これもウミウシ?
これもウミウシ?(2008-10-03 19:18)

琉球王国さんご家
琉球王国さんご家(2008-09-27 15:27)


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。